ぼくの注文住宅 ~ 第2回 活用した注文住宅デザインパターン10選~

前回から引き続いて、今回は間取り・設計のデザインパターン編です。

※ 筆者は住宅業界の人間ではなく、 IT 業界の人間です。また、私にとってのベストプラクティスがみなさんのベストプラクティスになるとは限りません!不動産は高価な買い物です。このブログ見て何か失敗したとしても私の方では何も責任を持てないのでご理解の程よろしくお願いします。

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  • 第2回 活用した注文住宅デザインパターン10選:この記事

目次

はじめに

私は注文住宅(オーダー)で戸建住宅を購入して、2022年の2月に無事引っ越しました。

この記事では私が家をオーダーしていく中で、活用した注文住宅における流用出来そうデザインパターンを紹介します。これから注文住宅を建てる方に少しでも役立てばいいなというものです。

活用した注文住宅デザインパターン10選

ここではクラウドの中の人っぽく、注文住宅におけるデザインパターンのうち採用したものを10個紹介します。そうです、注文住宅にもデザインパターンはあります!ここでいうデザインパターンは生活や暮らしの中で発生する課題に対して、住宅のアーキテクチャ(間取り)やエコシステム(オプションや造作)の組み合わせによる解決策のことです。

1. 子供部屋・寝室結合パターン

子供が産まれて巣立っていくまでの中で、子供の部屋が必要な期間って実はそんなに長くないのではないかと考えました(寂しい)。

もちろん無限に土地があって、好き勝手に間取りやサイズを決められるならいいですが、多くの人は部屋の数やサイズの内訳に悩むでしょう。

そんな時のデザインパターンとして、壁・天井補強だけを入れておき、部屋を一つに繋げて将来壁を入れて分けれるようにしています。未来を見据えて最初から分けるのではなく、空間は柔軟に使えるようにする。使わない空間は作らないという設計思想です。

この設計ですが、よく見るのは子供部屋 2 つを繋げておくパターンです。しかし、我が家は寝室と子供部屋 1 つをつなげています。理由は子供がまだ小さいので、大きな子供部屋よりも大きな寝室の方がしばらくは必要だからです。 子供がいらっしゃる方なら分かると思いますが、子育てをする上で広い寝室は本当にありがたいです。

うちは子供が2人います。上の子の方がもちろん先に部屋が必要になるので、上の子の部屋だけあらかじめ作っておき、下の子の部屋と寝室をつなげています。

また将来的に 2 部屋に分ける想定なので、ドアが二つあり下図のように回遊動線になっているのも便利です。

2. 北側リビングパターン

リビング・掃き出し窓を南側に置いている家が日本では非常に多いです。太陽光を取り込めて明るいからです。ハウスメーカーの建売住宅のニュータウンに行っても、大体どの家も「前に習え」で南向きにリビング・掃き出し窓を取っています。

でも明るいというか眩しくて、暖かいというより暑くて、せっかくの窓なのに結局普段からカーテンで締め切っている。どれだけ大きな窓を作ってもずっとカーテンを閉めていれば、それはただの断熱性の低い壁です

我が家は、北側は人がほぼ通らない遊歩道があるだけで自然が溢れています。南側は他の家や道路です。北側の景色を活かさない手はなく設計士さんの提案で北側にリビングや大きな窓がある間取りにしました。 ロールスクリーンを窓に一応つけていますが、リビング側はほぼ人が通らないので基本窓から常に景色が入ってきます。

そしてこの北側リビングデザインパターンの一番のいいところは前述した「明るいというか眩しくて、暖かいというより暑くて」も解消している点です。写真の通り、北側でも地面の反射光で十分明るく、夏場も日中は縁側が日陰で家の中にも直射で光が入らず心地よく過ごせています。

「リビングや掃き出し窓は南にあるべき」というようなよくある固定概念を取り払うことが注文住宅で住み心地のいい家を作る上で重要です。

3. Ⅱ型アイランドキッチンパターン

アイランドキッチンっておしゃれですよね〜?でもアイランド側にコンロがあることで床への油はねが気になり、前にあるレンジフードの圧迫感等色々気になります。

そこで Ⅱ 型アイランドキッチンが選択肢になります。アイランド側にはシンクのみで、コンロは壁側にある、アイランドキッチンと壁付けキッチンのいいとこ取りみたいなキッチンです。

これで料理中の床への油はね問題やレンジフードの圧迫感問題を解消できます。我が家はキッチンハウスさんのキッチンを採用しましたが、LIXIL や Panasonic などでも Ⅱ 型アイランドキッチンを採用可能ですので同様のことが気になる方はこちらのパターンも検討すると良いと思います。

ちなみに。それでもキッチンって床に水や油が飛びがちな場所なので、長く使いたいならキッチンマットは敷いた方がいいです。キッチン床をタイルにするというお金で解決する手法もありますが、結局目地のところは汚れていくので個人的にはシンプルにクリアのキッチンマットを敷くのがベストプラクティスだと思っています。

小さなお子さんがいる家庭なら、ダイニングテーブル下にもクリアマットを引いた方がいいです。こればっかりはね・・・仕方ないので。子供が食べ物をこぼして萎える前にクリアマットを引いちゃいましょう。

4. 2階水回り & ベランダなしパターン

総2階ではないですが、水回り(洗面所、脱衣所、お風呂)が2階にある設計パターンを採用しました。「水回りは 1F にあるもの」という固定観念を打ち破ることが重要です。2F にお風呂場やメインとなる洗面所を置きつつ、玄関近くに小さな水回りを置いて、帰ってきてすぐ手を洗えるような動線になっています。時代ですよね〜

2階水回りのメリットは、1F をパブリックスペース、2F をプライベートスペースで完全に分離できることです。例えば友人が家に遊びに来て、手を洗ってもらう時なんかにお風呂場や洗濯機は見えませんし、誰かが遊びに来ていても 2F で気にせずシャワーを浴びることもできます。

あと今回はベランダ自体をそもそも無くしましたが、外で洗濯物を干したい時は 2F で洗濯を回しそのまま 2F のベランダに干すことができるので、1F で洗濯して 2F のベランダまでわざわざ階段を登るようなしんどいことしなくてもいいです。

服を片付けるウォークインクローゼットも 2F の寝室にある方が多いのではないでしょうか。自分がどのような動線で動いて生活・家事をするのかをちゃんとイメージして意思決定をします。「なんとなく」は絶対ダメです。

そして上述の通りベランダをやめました。「ベランダって必要?」色々自問自答した結果、洗濯物に関しては、乾燥機付き洗濯機を引っ越しと合わせて購入しており、「それで十分じゃないか?」と思い決断しました。実際今のところ十分です。別にそこまで気になる程服は縮みませんし、何より洗濯機にぶちこんでポチッとしたらあとは洗濯物が乾いて終了している。一度取り出して干しに行く手間がないというのは、控えめに言って最高です。

最近だとカンタくんを採用する家も増えました。ガス式はめっちゃいいらしいですけど、僕としては一度この生活に慣れると、取り出して入れ直す作業は今となってはもう許容できません。それくらい最高です。妻も「これが一番嬉しい」と言っていました。

一つだけ課題があるとすれば布団を干すスペースをどうするかです。うちは偶然ですが日の当たる干す場所がありました。まぁ今なら布団クリーナーも優秀なので、そっちの選択肢もありますね。

水回り関連で、洗面所と脱衣所を分けたのも私のこだわりです。普段の生活をイメージするとわかりやすいと思うのですが、水回りって人の渋滞がよく起きます。うちは娘が2人なので将来のことも考えて、お風呂の脱衣所と洗面所を分離しました。洗面所でお化粧中の娘がいるところに、朝シャンした僕が裸で出て来て嫌われる悲しい未来をこれで回避できました!

5. 玄関 x 正面窓パターン

これはもうシンプルです。玄関は、最初に人に見られる場所であり、見られる可能性の高い場所です。また、出社や登校など外出時に出て行く場所であり、この場所の如何でその日のテンションに影響を与えるでしょう。

できる限り広く・明るくしたいです。でも限られたスペースの中で配分すると玄関の優先度は下がってしまいがちです。そこで視線のマジックを使いました。玄関ドアを開けて正面に大きな窓を設けて外の景色や自然が見えるようにしました。奥行きをつけることで視線の抜けを作り広くみえるようにしています。また窓から光が入ってくるので玄関を明るくする効果もあります。

家の周りに自然があるとは限りませんし、内庭みたいなものを作れるとも限りません。明るさだけの話で言うと、私が見学したもので言うと足元にFIX の窓をつけてあげるだけでもいいです。足元が明るくなりますし、足元なら窓が空いていることによるプライバシーをそこまで気にしなくて良いです。

6. 床置きエアコン x ガラリ付き収納パターン

LDK は特にこだわりを持って作りましたが、エアコンが生活感丸出しで、見た目をどうしても好きになれませんでした。設計士の方に相談して、このパターンを導入しました。どうやら最近は床置きエアコンという選択肢を採用する人も増えているみたいです。私は、アイランドキッチン及びカップボード一角に床置きエアコンを配置して、それをガラリで完全に隠しています。

一見するとエアコンがあるように見えません。同じ課題を解決する手法の一つに天井のビルドイン型のエアコンをつけるパターンもありますが、あくまで市販品のエアコンを置いているだけというのが大きなメリットで、交換や修理なども容易です。また床置きにすることでエアコンの前がまるで扇風機のように我が家では最も涼しいスポットとして重宝しています。

配管も床下を通ることになり、外観もスッキリしていい感じです。エアコンの配管なども考えられる注文住宅ならではの設計ですね。

デメリットがあるとすれば、ガラリがあることでリモコンが届きにくいです。ただ、Wifi ドライバーをつけて、アプリやアレクサから操作しており、それも今となってはノンストレスです。

7. ピットリビング & 壁掛けテレビパターン

「LDKを広く取りたい!」多くの人の夢ですよね。私ももちろんその夢をもってこの家を建てました。

空間を広くする方法は二つあります。平面に大きくするか・高さを大きくするかです。平面を広くするためには土地のサイズなども影響があるので、一階の天井を高く取るか、吹き抜け作って解放感ブチアゲ!している家をよく見ます。

ただ吹き抜けを作るにも結構なコストがかかりますし、二階面積が小さくなるし、空調・匂い・音の問題もあります。

結果私がどうしたかというと、天井を高くするのではなく、床を 30cm くらい下げることで、空間を大きくしました。具体的にはピットリビングを採用して、写真のようにリビングのみ一段下げてくつろげる空間を作っています。空間にフィットするようにソファはローソファを採用しています。

リビングにいるときは天井が高く感じるので解放感もあります。

ピットリビングを採用したメリットは他にもあります。

  1. 広い LDK 空間を使いやすく区切ることで、より居心地の良い空間になりました
    • 子供が遊ぶスペースにもなっています
  2. 床を一段下げたことで、下げたところに収納スペースが産まれました
    • ここに子供のおもちゃを整理し、下の子のためのお世話セット(おむつやお尻拭きなど)を片付けられるようになっています。
  3. 段の部分に腰掛けられるので友人がきた時にここに座って団欒できます
  4. 壁側の収納スペースをブルーレイプレイヤーやゲームハードの格納場所にしています

4 について、壁掛けテレビを採用しましたが、個人的には壁掛けテレビにする目的って、ごちゃごちゃした配線をなくすことで、ほこりが溜まらないようにしたいからでした。

でも壁掛けテレビだけだと、ブルーレイプレイヤーやゲームなどを使いたいときに結局テレビボードを置くことになり、コードまみれになります。解決するためには造作のテレビボードで壁と一体型にするとかなんですが、「これじゃないよなー」感があり、ピットリビングはそういう意味でも一石二鳥ならぬ、一石四鳥の効果のある選択肢でした。テレビボードのない壁がけテレビの空間はすごくスッキリして綺麗でいいです。

この段差(30cm)に対して「子供とか危なくない?」「歳とった時に登ることが辛くない?」って思うかもしれません。

ステップを一個つけても良いですし、これくらいのステップ登るのが辛い足腰になっているということは二階に上がるのさえ辛くなっていると思うので、そのときはリフォームのタイミングですね。家を売る気はないですが、このまま家を死ぬまで塩漬けする気もないです。

幼児から赤ちゃんまで完璧に過ごしやすい家を作ることもできるのかもしれません。でもそれが自分達にとって幸せな暮らしでしょうか。「将来的に困るのではないかな?」は困ってから考えるのも選択肢です

ちなみに、床を下げた分、天井は逆に一部下がり天井にして、間接照明を入れることで、照明を隠して綺麗な天井面を作りつつ、眩しすぎない自然な反射光を作っています。

8. シーンコントローラーによる照明制御パターン

@shimy_net に「絶対入れとけ!」って言われて入れましたけど。ほんとに入れてよかったです。

シーンコントローラーは増えて行く照明をシーンとして登録して、同時操作する端末です。個別で細かく照明をつけるケースの方が少ない中で手間を減らし、リモコンボードにあるスイッチの数を減らす効果もあります。めっちゃ便利なので広めのリビングで照明の数が多くなるなら絶対に導入した方がいいです。

ちなみに、最初のうちはこの親機・子機を直接触っていましたが、アレクサで操作できるようになってからはほぼ直接触ることは無くなりました。

照明に明度調整や色度調整をつけたいかは好みによりますが、うちは明度調整だけ入れました。シーン数4つ登録できるシーンコントローラーを導入して、以下のように使っています。

  • シーン1: 間接照明、ダウンライト、キッチンライトが 100% で照明
  • シーン2: 間接照明、ダウンライトを 50% で照明
  • シーン3: 間接照明、ダウンライトを100% で照明
  • シーン4: ダウンライトのみ 1% で照明

ご飯を食べる時や料理中などはシーン 1 で、昼間の晴れ時などは自然光で明るいのでシーン2、それ以外は基本シーン3です。シーン4 は一階でどうしても寝ないといけない時に使うやつです。

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9. シューズクロークによる家族用玄関パターン

シューズクロークを作って家族用の玄関と、来客用の玄関を分けました。図面でいうとこんな感じです。

分けると言っても、普段からそこまで使い分けてはいないですが、でも靴箱がある方に人は靴を脱ぐ習性があるためか、メイン玄関は常に綺麗です。玄関が綺麗だと気持ち良いですね。

来客時は、ロールスクリーンを下ろすことでシュークロが見えないようにしています。仮に散らかっていても臭い物に蓋をするする手法です。注意はシュークロに換気扇をつけることです。ここは靴の匂いがこもりがちです。

ここも考えるべきは動線です。シュークロでの靴の脱ぎ履きで遠回りになるような動線だと、人は面倒くさくてその動線を使わなくなります。うちはシュークロの前に手洗いがあるので、シュークロから手洗いが一番近く、そこからリビングに向かうので結果動線的なロスがないようにしています

10. 旗竿地にガレージを設けるための間取り

我が家は旗竿地です。「旗竿地 is 何?」についてはこちらの記事が参考になると思います。読んで字の如く旗の形をした土地です。我が家の土地は、以下のような形をしています。「え、なんでそんな場所の土地買ったの?」簡単に言うと、旗竿地のメリットである安さを享受しつつ、デメリット部分をほぼクリアできる条件の土地だからです。

  • 旗竿の横幅が3m50cmあって広々
  • 四方全てを家に囲まれているわけではなく、2方向は遊歩道※ でその後ろが森という自然を楽しめる位置にある
  • 日当たりや風通しも良い。

※遊歩道:散歩のために作られた道。車は通らない。一日に数人しか通らない。

そして私は家を建てる時にインナーガレージが欲しいと条件をつけました。車を大事にしたいとか、雨の時に車を降りて濡れずに家に入りたいとかそういう気持ちがあったからです。普通の正方形・長方形の土地形なら、なんら問題ないのですが、旗竿地になった瞬間難易度が跳ね上がります。旗竿地で家建てている人でインナーガレージをやっている人を僕は見たことないです。多くの人が、旗竿の使っていない土地の部分にルーフをつけて、車を止めています。

インナーガレージって多くは家の端についているケースが多いのですが、うちの土地の形だとこのスタイルは、図のように非常に車を出し入れしにくのです。

設計士さんとの議論の中で決まった案が以下のように、家の端ではなく真ん中付近にガレージを設けました。これなら車を出し入れする時のカーブがゆるやかになり、「なるほどなー」って感じですほんと。こういうのは注文住宅のメリットですよね。課題を間取りや家の形で解決するという手法を選択できます。

実際住んでいますが今のところ問題ないです。ただあんまり大きい車だと厳しいところもあるのでそことのトレードオフですかね。

これから注文住宅を作ろうとしている方へ

注文住宅は高価な買い物なので「失敗しないように」という思考に陥りがちです。結果的に世の中に出回っている情報で縛られた家、つまり当たり障りない家になりがちです。

私自身こんなベストプラクティスとかデザインパターンとか色々書きました。もちろん便利だと思うところはこういったデザインパターンをどんどん採用すればいいと思います。しかしこれに完全に従って家を作る必要はないです。インターネットという情報の海に溺れすぎないように。問答無用で自分の好きな場所を少なくとも一つは作っちゃいましょう!

例えば「ベランダを作るのは運用コスト的にアンチパターンです」みたいな情報はすごくよく出てくるし、私も「採用しませんでした」話をしました。でも、あなたがもしベランダで過ごす時間が好きなら作ればいいのです!

私が作った一番好きな場所は縁側です。部屋で仕事するのに飽きた時や、土日コーディングするときはここで書いています。子供と一緒に鶯の鳴き声聴きながらおやつも食べますし、ボーッともします。

北側なので基本日陰で夏も涼しく快適です。レッドシダーの本物の木で作られているので足触りも良いです。どうです?最高でしょう?

しかし、「ウッドデッキはメンテが大変で使わなくなるし不要」とか「本物の木はよりもメンテが楽な樹脂製のウッドデッキがベスト」というのがネットでよく書かれている大勢です。

それでも本物の木で縁側を作りました。なぜなら自分が一番気に入っている場所だからです。どれだけ機能性やメンテが大変でも今この瞬間の快適さを一番好きな場所では優先したからです。誰に何と言われようとそれでいいのです。

「少なくとも一つ」と枕詞をつけたのは、自身の要望も大事ですが、もちろんインターネットで先駆者たちの事例から学んだことや、パートナーとなる設計士/営業の方の提案や意見、そして他でもない家族の意見にも耳を傾ける素直さを持つことも重要だからです。

たくさんの情報にアクセスできるので頭でっかちになったり、思い込みで判断しがちですが、まずは信頼できる仕事のパートナーである担当設計士や営業さんに意見を聞いてみましょう。また家族はどうしたいと思っているのかこの際だからぜひ話し合ってみてください。その結果意見が割れたりしたら議論すればいいですし、その議論もきっと思い出になるでしょう。

その中で一つは自身の意見を強く尊重した大好きな場所を作れば、それだけでその家のことがすごく大好きになるはずです!

僕は注文住宅で家を建てられて本当によかったです。注文住宅を建てる中では、設計作業もそうですが、マンションや建売住宅では経験できないイベントもたくさん参加できます。そういう体験を楽しめることも注文住宅のメリットです。この記事を見て注文住宅で建てたいなと思う方が一人でも増えれば幸いです。

FAQ

Q. いくらでこの家を建てたか教えて!

A. ナイショ!!関西の中でも田舎な方なので、東京で新築マンションや一軒家を買うより全然安いです。

Q. 土地の大きさや、家の建坪はどれくらい?

A. これも詳細は伏せますが、まぁ田舎なので大きい土地です。土地は50坪より大きくて100坪より小さいです。

Q. 間取りは何LDKですか?

A. 今は 3LDK ですが、この記事で書いたように将来的に 4LDK になります。

Q. ハウスメーカーですか?工務店ですか?

A. ハウスメーカーです!積水ハウスさんです。

Q. これ失敗した・・・後悔しているところはありますか?

A. 後悔はほぼないですが、失敗は2つしました。しかしリカバリ済みです。

1 つは前の記事で書いたように「壁内配管に通す HDMI ケーブルをあらかじめ指定すべきだった」という点です。後から自分で買って入れ直しました。配管を通していたので追加コストなどかかっていません。

2 つ目は「センサーライトの反応位置をちゃんとシミュレーションできていなかった」ことです。

うちは玄関からリビングにかけての通路にセンサーライトを入れています。センサーは2ヶ所で玄関と、LDKから通路に入る手前です。何が問題かと言うと、想定よりセンサーの反応範囲が広かったことです。反応範囲が広すぎて、リビングで団欒したりしているだけでセンサーが反応して電気がついてしまいました。結果どうしたかというと、マスキングテープで反応する範囲を狭くしました。いろんなこと試しましたが、これが一番想定通りに作動するやり方でした。

学びとしては、照明のシミュレーションはセンサーライトでどこを通ると反応して、どこなら反応しないかまで細かく見るべきということです。

Q. 「こんな細かいところもこだわりました!」ってポイントありますか?

A. 上げ出すとキリがないですが、巾木のデザイン、階段の踏面や蹴上まで思考を及ばせたことです。特に二階建て以上の家を作るのであれば、階段から落ちて怪我しないためにも、自分の家の階段の踏面や蹴上はどれくらいの長さかは考えてみるといいです。うちの階段は、踏面は25cmで、幅は1m、蹴上げは19.7cm にしました。

Q. 仕事はリモートですか?リモートなら仕事場はどんな感じですか?

A. ここ数年はフルリモートだったので、書斎は作りました。中身は前の家とほぼ変わりませんが、以下が変わった点です。

  • 窓からの景色が最高
  • ホワイトボードをつけた
  • 趣味用のデスクを増設した
  • 本棚を新しくした

書斎の写真こちらをどうぞ

Q. 引っ越してから取り組んだことを教えて!

A. ニトリと無印で収納グッズ探しと、自宅をなんでもアレクサと連携することです。

妻曰く、もうアレクサのいない生活には戻れないみたいです。前の賃貸マンションでもアレクサは使っていたけど、そんなことは言われたことがなかったので、アレクサ先生は家や家電と繋がることで遥かに利便性が上がるということですね。

Q. お庭のメンテって大変?

A. 大変ですよ。最初の一年は少なくても水やり毎日した方がいいですし、雑草だってどんどん生えてきます。でも楽しいので良いです。

IT 系の仕事って色々考えている時間が長い職種だと思っていますが、朝に鳥の囀り聞きながら庭のメンテをしている時間僕は何も考えていません。この時間すごく貴重です。わかってくれる人はいるはずです。

Q. キッチンでは食洗機使っていますか?

A. 使っています!Bosch というドイツ製で、横幅 45cm のものを入れています。海外製の食洗機は洗浄力がありますし、フロントオープンなので(日本製はフロントスライド)単純にたくさん入ります。フライパンとかもうちは入れています。なんなら 60cm でもよかったなと今なら思います。

Q. 私も家を建てようとしています。担当者を紹介してほしいです!

A. 関西圏にお住みであれば同じ担当者を紹介することができるかもしれません。空き状況もあるので保証はできませんが、話はもちろん通します!Twitter の DM をください!

Q. 他にもこれ教えてほしい!

A. この記事を引用リツイートで質問書いてもらうか、peing の質問箱よりどうぞ。